青森県弘前市の弘前大学前に店を構える「TON MARU」さんという人気ラーメン店があるのですが、いつも色々なメニューに挑戦していてSNSをチェックしては「あれも食べたい」「これも食べたい」などといつも唸っています。
残念ながらいつも行けるというわけでもないので、その日に用意されてあるメニューをいただくのですが、どれも大変おいしくいただいています。
店内はカウンターと6席とテーブル1卓(3人掛け)で、いつも学生さんで賑わっています。
今回はすぐ近所の国立病院機構 弘前総合医療センターに家族の用事があり、その上さらに空き時間が2時間も発生。
これはTONMARUいくしかねーと思い、病院から徒歩数分の距離にある店舗へ。
■ 今日のメニューとオーダー内容
店内はカウンター席がメインの構成でスタッフさんと学生のお客さんが良い関係の距離感でフレンドリーな空気です。
かといって学外の人が入りにくいというわけでもなく、とてもいい雰囲気だと感じます。
カウンターに座ると、今日は担々びゃんびゃん麺のみの提供とのことだったので、それを選択。
そのほかにもオプション的なのを選択して、以下の通りに。
- 担々びゃんびゃん麺
- 熱いの(アツモリ)
- 大盛り
- にくにく(肉4個トッピング)
- 背脂追加
名前からして濃厚そうですが、想像以上にガツンとくる一杯!

■ 実食
まず見た目からしてボリューム満点。
幅広の平打ち麺の上には、
- とろっと甘辛く煮込まれたほろほろの肉
- シャキシャキのネギにふりかけられた山椒
- ゴマの香りが立ち上る濃厚スープ
- そして豪快にのった背脂
- ひき肉とちんげん菜もしっかりと存在感があります。
スープは甘めでマイルドだけど、山椒のピリリとしたアクセントが効いていて、まさに担々麺の旨味と刺激のバランスが絶妙。
■ びゃんびゃん麺の麺がうまい!
何といっても麺!
もちもちの平打ち麺がスープと具材をしっかり絡めてきて、一口ごとに食感と味が豪快に押し寄せてくる。これはクセになります。
■ 汗だく!だけど爽快!
山椒とスープの熱で、食べ終わる頃には汗びっしょり。
でもこの汗がむしろ心地よい!
暑い日にこそ、熱々の辛旨ラーメンでスッキリできるということを再確認。
辛さと甘さ、旨味とコクのバランスが絶妙で、最後の一口まで飽きません。
辛さについても決して激辛とかではなく、幅広い層の人が食べられる辛さに設定してあると思います。
びゃんびゃん麺って何?」という人も、「ガッツリ担々麺が食べたい!」という人にも激しくおすすめの一杯でした!
次回は冷たいのも試してみたい…!
またやってくれないかな…
大変おいしくいただきました。ごちそうさまです。
◾️「びゃんびゃん」とは
「𰻞𰻞(びゃんびゃん)」という言葉は、中国・陝西省(せんせいしょう)のローカルフード「びゃんびゃん麺(biángbiáng面)」から来ており、「𰻞」は非常に画数の多いことで知られる中国で最も複雑な漢字の一つです。
この字面では細かい部分まで見えないですね。
𰻞𰻞
書き順とか色々突っ込みどころがありますが、この漢字「𰻞」は正式な中国の国語辞典には載っていない俗字(造字)だそうで、あくまで「びゃんびゃん麺」専用のあて字なのだとか。
漢字そのものが部首辞典のようだ。
部首や部品を多数組み合わせたもので、以下のような構造が含まれます:
- 言偏(ごんべん)
- 馬(うま)
- 長(ながい)
- 月(にくづき)
- 心
- 刂(りっとう)
- 幺(いとがしら)
- 穴
- 辶(しんにょう)など
総画数は57画〜58画とも言われています。
■ 「びゃんびゃん」の意味
「びゃんびゃん」は、麺を打つときの音に由来すると言われています。
職人が生地を伸ばしては台に叩きつけるときに「びゃん!」と音が鳴ることから名付けられました。
■ 本来のびゃんびゃん麺とは?
- 中国・陝西省西安の名物
- 幅広で手打ちのモチモチ麺
- 辛味や酢、ニンニク、花椒などを効かせたタレやスープと混ぜて食べるのが一般的
ということらしく、以前コンビニなどてびゃんびゃん麺のカップ麺が販売されていたのを食べたときは上記のような感じでした。
今回のTON MARUさんでいただいたのは、「たんたん」と「びゃんびゃん」のアレンジということになるのでしょうか。
「今日は何がある?」行くたびに楽しみが増えるTON MARUの多彩なメニュー!
今回は担々びゃんびゃん麺でしたが、行くたびに違ったメニューが提供されていて、そのメニューの多彩さと挑戦的なスタイルがとても魅力的です。
正直なところ、私はけっこう気に入ったメニューばかりリピートしてしまうタイプでして、お店のメニューに迷ったら「いつもの」で済ませてしまうこともしばしば。
でもTON MARUさんでは、「限定」や「本日だけ」などの言葉に惹かれて、ついつい新メニューに手が伸びてしまうんですよね。
しかも、どれを選んでもハズレがない。
「また来たい」「次はアレを食べてみたい」と自然に思える。
ということで、次は何を食べられるか楽しみにしています。
📍 店舗概要
住所:青森県弘前市富野町4‑6(〒036‑8174)
営業時間:
- 平日・土曜の昼営業:11:00〜15:00
- 日曜・祝日は定休日
席数:カウンター6席、テーブル1卓(3席)
駐車場:店舗専用駐車場なし。徒歩圏にコインパーキングやakippaの予約制駐車場あり(約6分距離)
🏘️ 立地の特徴
- 学生街の中心地
弘前大学の目の前に位置しており、周辺は学生や大学関係者で賑わうエリアです。実際、オープン当初から学生に人気の「ぶっこみ飯」無料など、学生に配慮したメニューやサービスが好評です。 - 交通アクセス
最寄りは弘高下駅で徒歩9分、弘前学院大前駅からも12分ほどと、電車でのアクセスもしやすい立地。また、近くにはバス停もあり、公共交通機関を使った訪問も可能です 。 - 駐車場事情
駐車スペースは店舗にないため、車で訪れる場合は徒歩圏のコインパーキング(東栄ホテル駐車場等)やakippa予約制駐車場(約490 m先)が便利です 。
- 弘高下駅から約630 m(徒歩約9分)
- 弘前学院大前駅から約1 km(徒歩約12分)
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