夏になると、庭や通路に雑草が一気に生い茂ってきます。これまでは草刈り機と除草剤を併用して手早く処理していましたが、今年からは事情が変わりました。
子どもが土や草を触る
うちの子どもが最近とても活発になり、外遊びが大好きに。土を触ったり、草を引っ張ったり、虫を見つけては触ろうとしたりなど、全身を使って自然と触れ合って遊ぶようになりました。
除草剤を撒いているから触ってはいけないよと言っても聞いてくれる段階でもなく、まだまだ好奇心が勝っている年頃。
その様子を見ているうちに、今年の雑草どうしようかなと思い始めました。
除草剤の安全性は? 子どもやペットへの影響について考える
ネットでいろいろと検索してみると、除草剤に関する情報は本当にさまざまです。
- 「散布後は子どもやペットが触れないように」
- 「一般家庭用の除草剤は人体への影響は少ない」
- 「きちんと乾けば安全」
- 「除草剤の種類によっては長期間土壌に残留するものも」
正直、どれが本当なのか判断が難しいと感じました。
一般家庭向け除草剤は比較的安全?
確かに、ホームセンターなどで購入できる除草剤は、農業用や業務用に比べると毒性が低く、使用基準も緩めに設定されています。商品パッケージには「乾燥すれば安全」「ペットにも安心」などの記述も見られます。
しかし、その一方で、注意書きには必ず「使用後しばらくは触れないように」と書かれていることも事実です。つまり、“全く無害”というわけではないのだと思います。
とりあえず今年は除草剤を使わないでみる
小さい子どもなので直接土に触れたりすることが日常です。
触らない方が安全なのであれば、今のわが家の状況を考えると「使わない方が安心」という考えに至りました。
子どもに触らないでと言って触らないようになる年齢になるまでの間の…まあ何年間かの話です。
人によって基準や価値観は違うと思いますし、途中で心が折れて除草剤に頼るかも知れないですし。
とりあえず今年は、除草剤を使わない除草生活に挑戦してみることにしました。
手作業で草むしり開始!
実際に草むしりを始めてみると、予想以上に根が深い。そして驚いたのは、去年までに生えていた雑草の根っこが土の中で絨毯のように広がっていたことです。
↓写真はまさにその様子。

根と土が絡み合って、まるで脱脂綿、雑草の絨毯のようです。
この根の層があるせいで、地面の通気性が悪くなり、新たな雑草の生育を助けているのだと実感しました。
ショベルで根ごと掘り起こす
一部の雑草は、地表だけでなく、太い根が地中に張り巡らされていて、手で抜こうとしても途中でちぎれてしまいます。そのため、ショベルを使ってしっかりと根元から掘り起こして除去することにしました。
根を完全に取り除いた場所は、一時的にすっきりするのですが、それでも1〜2週間もするとまた新しい草が生えてきます。

写真は一度雑草を全部除去した場所ですが、新たに生えてきたものです。
とりあえず大まかな除去を敷地内全域でやって、新たな雑草が生えた部分はその都度抜いていく感じで進めています。
まあまあなイタチごっこですね。
あの熊手みたいな道具が欲しい。
ガッサーやって根こそぎ持っていきたい。

こういうの。レーキというのですね。
草を抜いた後の土にはそれなりに細かい糸状の根が残っているので、潮干狩りのようにレーキで攫っていきたい。

サボっていた家の裏側。
お恥ずかしい限りですがビフォーアフターがくっきりですね。
湧き出る虫たち
このように土をほじくり返して雑草や根っこを抜いていると、当然ながら虫が大量発生します。画像は載せないでおきます。
ミミズ、カタツムリ、ダンゴムシ、ゾウリムシ、毛虫、ムカデ、何かの幼虫…などなど。
基礎の部分にゾウリムシが大量避難するわ、30センチオーバーのミミズがてんやわんやするなど、彼らにしてみれば天変地異だったことでしょう。ごめんね。
あと、ものすごく虫に刺されます。
今後の対策と継続の覚悟
除草剤を使わない以上、地道に根から抜くしかありません。とはいえ、根からしっかり抜いていけば、確実に土はリセットされていく感覚もあります。
時間はかかりますが、根がするする抜けてくるのは結構快感でクセになりそうです。
可能な日に1日30分〜1時間程度作業していますが、あと1週間もかからずに庭と家の外周は終われそうです。
もちろん、先に抜いた場所からすでにぱやぱやと新しい草が生えてきていますが、こちらの方は追って抜いていけば間に合うことでしょう。
これからも草むしりの日々は続きそうですが、実践と情報収集をしつつ作業にかかる時間を減らしながら庭を維持していきたいと思います。
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