「寝ているのに疲れが取れない」「夜中に何度も目が覚める」──そんな日が続いて気になり、ガーミンのランニングウォッチで睡眠を記録するようになりました。すると、思っていた以上に「浅い睡眠」が多いことが判明。今回は、実際のデータをもとに、浅い睡眠の特徴や深い眠りを増やすための工夫を紹介します。
ガーミンで睡眠を記録してみた
Garmin(ガーミン)製のランニングウォッチは、運動だけでなく心拍・動き・時間帯をもとに睡眠の深さを自動分析してくれます。表示されるのは以下の4つの睡眠ステージです。
- 深い睡眠(ノンレム睡眠・徐波睡眠)
- 浅い睡眠(ノンレムの浅い段階)
- レム睡眠(夢を見ていることが多い)
- 覚醒(目が覚めている時間)
私の場合、最近の記録ではこのような結果でした。
記録1:睡眠時間6時間21分
- 深い睡眠:27分(約7%)
- 浅い睡眠:4時間7分(約65%)
- レム睡眠:1時間47分
- 覚醒:5分
記録2:睡眠時間9時間24分
- 深い睡眠:42分(約7.4%)
- 浅い睡眠:6時間34分(約70%)
- レム睡眠:2時間8分
- 覚醒:22分
「思っていたより眠れていない」というのが、最初に抱いた感想です。特に深い睡眠が全体のわずか7〜8%程度しかなく、「質の高い睡眠」が不足していることがわかりました。
深い睡眠の理想的な割合は?
健康な成人が必要とする深い睡眠の割合は全体の10〜20%程度とされています。8時間眠るとすれば、約50分〜1時間30分が目安です。
年齢 | 理想的な深い睡眠の割合 |
---|---|
20〜30代 | 約15〜20% |
40〜50代 | 約10〜15% |
60代以上 | 約5〜10% |
浅い睡眠が多くなる原因とは?
浅い睡眠が多くなる原因には、以下のようなものがあります。
- ストレスや精神的な不安
- 就寝直前までのスマホやパソコン
- 寝室の光、温度、騒音
- 就寝前の食事・カフェイン・アルコール
- 運動不足や、寝る直前の激しい運動
思い当たる節がありすぎて…
深い睡眠を増やすためにできること
睡眠の質を高めるために、これから意識して取り入れたいと思っている工夫を自分用にまとめてみました。
1. 就寝前1時間は「スマホ断ち」
ブルーライトを避けることで、リラックスした眠りに入りやすくなります。
2. 寝室の温度と湿度を整える
室温18〜22℃、湿度40〜60%を目安にエアコンや除湿機を活用して保ちます。
3. ぬるめの入浴で体温リズムを整える
40℃以下の入浴を寝る1〜2時間前に行うことで、深い眠りがスムーズになるそうです。
4. 日中に軽い運動をする
適度な運動は睡眠の質を高めます。夜遅くの激しい運動は控えるようにしています。
これは大丈夫かなと。
睡眠は「時間」より「質」が大切
ガーミンで記録をとってみて、睡眠時間よりも深く眠ることの大切さを実感しました。
まとめ:まずは記録を取ることから
「自分の眠りは浅いかも?」と感じたら、まずは記録してみることが大切です。ガーミンのようなウェアラブルデバイスを使えば、感覚だけでは見えない睡眠の質が可視化されます。
そして、日々の生活習慣を少しずつ見直すことで、深い眠りが自然と増えていきます。睡眠で悩んでいる方は、ぜひ一歩踏み出してみてください。
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